録音をLogic Proに読み込ませて、音の高さとか分析することってできないんかなぁ、と思ったら、そんな便利な機能を備えていました。すぐに忘れるので、メモとして残します。以下は、前奏のメロディの音の高さを確認するための手順です。
Logic Proの標準機能を使えば、録音データから音の高さを視覚的に分析することが可能です。複数の楽器が鳴っている音源を耳だけで正確に拾うのは非常に骨の折れる作業ですので、テクノロジーを活用するのは極めて合理的で賢いアプローチです。
Logic Proで音程を分析・視覚化する最も有効な手順を解説します。
1. Stem Splitter(ステム・スプリッター)で楽器を分離する
※Stem Splitterは、Logic Pro 11(Apple Silicon搭載Mac)で追加された機能です。
原曲そのままでは伴奏とメロディが混ざって解析が難しいため、まずは前奏のメロディ(リコーダー等)だけを抜き出します。
- 手順: 読み込んだオーディオリージョンをControl+クリック(または右クリック)し、「処理」>「ステムスプリッター」を選択します。
- 効果: 音源がAIによって「ボーカル」「ドラム」「ベース」「ギター」「ピアノ」「その他」の6トラックに自動分解されます。前奏の主旋律は「その他(Other)」に抽出されるため、このトラックだけをソロ状態にします。
2. Flex Pitch(フレックス・ピッチ)で音程を視覚化する
抽出したメロディラインを、「ピアノロール(音階のブロック)」として画面上に表示させます。
- 手順: トラック領域上部の「Flexボタン(リボンのようなアイコン)」をオンにし、対象トラックのプルダウンメニューから「Flex Pitch」を選択します。
- 効果: 波形が音階ごとに四角いブロックに変換され、「どのタイミングで」「どの高さの音(Eb5など)が鳴っているか」が一目でわかるようになります。ブロックをクリックするとその音程のシンセ音が鳴るため、答え合わせが劇的に楽になります。
まずはオーディオファイルをLogic Proに読み込み、対象トラックで「Flex Pitch」をオンにして画面を開いてみてください。音の動きが視覚化されるため、耳コピできない人の強力な補助線になります。